微生物の力を利用して発酵乾燥させる廃棄物処理方式で、煙の発生がありません。
また、施設内の空気はバイオダッシュと呼ばれる木チップを敷き詰めた微生物により消臭する設備を経て外部に放出されるため悪臭の発生もありません。
好気性発酵乾燥(トンネルコンポスト)施設はクリーンで新しい処理方式として多くの自治体から注目を集めています。
家庭から集められた廃棄物(可燃ごみ)は、ごみ袋に入った状態で収集されます。
これを機械で破袋すると共に、処理し易い大きさに破砕します。
粗破砕された廃棄物と微生物を含む木くずを混ぜ合わせます。
木くずは微生物を取り込むだけでなく、廃棄物中に隙間を作ることで適度な通気性を確保します。
発酵に適した環境に自動制御されたバイオトンネル内で廃棄物の発酵を促し、その発酵熱と活動を利用して乾燥・分解を行います。
発酵乾燥の過程で多くの有機物は微生物によって分解されますが、プラスチックや金属等の分解できない物は残ってしまいます。
分解されずに残った残渣は何段階かの選別設備を経て分別されます。
そのうちのプラスチックや紙くず等が固形燃料の原料として有効利用されます。
選別工程において抽出されたプラスチックや紙くず等は、燃料化設備で溶融圧縮固化されて石炭の代替燃料として生まれ変わります。
施設内の空気はバイオダッシュと呼ばれる木チップを敷き詰めた微生物により消臭する設備を経て外部に放出されるため悪臭の発生がありません。
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